~「調子に乗った代償」を払った月~
毎月のFX自動売買(EA)の実績と相場分析をお届けしています。
🤖 6月のEA実績(5/29末→6/30末)
今月を一言で表すなら「序盤の好調を、月末にごっそり持っていかれた月」でした。
6月に入るまでの流れは悪くなかったんです。USDJPYのスイング系EAが着実に稼いでくれて、中盤まではプラス圏をキープしていました。「今月もいけるんじゃないか」と思ったのが正直なところ。そこで調子に乗って、Sagitariusマイクロのロットを早めに引き上げてしまった――これが致命傷でした。
月末の7/1、そのSagitariusマイクロが一撃で-57,891円。これまで積み上げてきた月間プラスを、たった1日で全部吐き出してしまいました。「早過ぎた判断でした。反省。」これが今月を象徴する一言です。
去年の6月もマイナスだったのを覚えています。アノマリーなのか、それとも私が毎年このタイミングで調子に乗りすぎてしまう習性があるのか。どちらにせよ、今年も同じ轍を踏んでしまいました。
月間合計はマイナスで着地。残高 1,930,943円 → 1,923,788円。痛い授業料でした。
口座別月間成績(5/29末→6/30末)
| 口座名 | 手法 | 対象 | 月間収益 |
|---|---|---|---|
| GWJPNスタンダード | スイング | USDJPY | +22,104円 ⭐ |
| X-MGR | マーチンゲール | Gold・EURUSD(USD) | +21.89 USD(≒+3,502円) ⭐ |
| XTRDスタンダード | スイング | USDJPY | +13,077円 ⭐ |
| Gold-V EA | マーチンゲール(マイクロ) | Gold | +4,252円 |
| H-Sagitarius | マーチンゲール | Gold・EURUSD | +2,842円 |
| RKTNスタンダード | スイング | USDJPY | +2,480円 |
| 平均足EA | マーチンゲール | Gold | +2,311円 |
| C-GROUP | マーチンゲール | EURUSD | +2,267円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ | 複数 | -2,099円 ⚠️ |
| Sagitariusマイクロ | マーチンゲール(マイクロ) | EURUSD | -57,891円 ⚠️ |
月間合計:-10,657円(JPY) + +21.89 USD(≒+3,502円) → 総合計:約 -7,155円
⚠️ Sagitariusマイクロは7/1に月間累積損失を出しており、ロット調整の時期の見極めが今後の課題です。NanGanも朝スキャルとして苦戦した月でした。
📈 USD/JPY(ドル円)の動き

6月の一言:「162円台突破、でも介入リスクが常にちらつく強い月」
6月は円売りの勢いが続き、USDJPY は月を通じてジリジリと上昇しました。月末6/30には162円台を突破。この水準まで来ると、当然頭をよぎるのは政府・日銀の介入警戒です。実際「介入怖い。月末なので静かにする」という気持ちで、月末は積極的に動くのを避けていました。
7/2には米6月雇用統計が発表され、NFPが予想外に減少・前月も下方修正という結果に。これを受けてドルが一時売られ、161円台前半まで押し戻される場面がありました。ただ米景気への楽観と日銀の利上げ牽制(高市政権のスタンス)が重なり、円安圧力は根強い状態が続いています。チャート撮影時点(7/4)の終値は 161.378円。
月間レンジ:概ね 160.49〜162.73 / 月末終値:161.378円
テクニカル分析(7/4時点チャート)
時間足(H1): 6/18〜7/2の期間を見ると、6/18から6/29にかけてジリジリと上昇し162.7円台まで到達。ただし月末〜7/2にかけて急落し161円台に押し戻された。短期MA(赤)が上向きから下向きに転換しており、足元は調整フェーズ。
日足(Daily): 2025年12月の152円台から右肩上がりの明確な上昇トレンドを維持。長期MA(白)が緩やかに上昇を続け、中期MA(赤)もその上に位置。高値圏での滞留が続いており、トレンド自体は崩れていないが、162円台では上値が重くなりやすい展開。
| 水準 | 内容 |
|---|---|
| 163.00 | 直近の意識される上値抵抗(介入ライン意識) |
| 162.00〜162.73 | 6月高値圏・週足レジスタンスゾーン |
| 161.378 | 7/4終値 |
| 160.49 | 6月安値・H1サポート |
| 158.00 | マーケットアロー予想下限(来週) |
📉 EUR/USD(ユーロドル)の動き

6月の一言:「長期下落トレンド継続、1.14台で底を探る展開」
EURUSDは今年1月に1.20台をつけて以来、一貫して下落トレンドが続いています。6月も例外ではなく、月初の1.14〜1.15台から緩やかに下落し、月末は 1.14357 で着地。「ジリジリ下がる」という表現がぴったりな、方向感はあるが値幅の小さな展開でした。
H-SagitariusやC-GROUPなどEURUSDを対象にしたマーチンゲール系EAにとっては、方向性のある相場よりも「レンジ」のほうが稼ぎやすい構造のため、やや相性が悪い月だったと言えます。それでも両口座がわずかながらプラスを確保できたのは、下落ペースが緩やかだったおかげかもしれません。
月間レンジ:概ね 1.1336〜1.1516 / 月末終値:1.14357
テクニカル分析(7/4時点チャート)
時間足(H1): 6/18〜7/2の期間で、月初は1.1471前後の高値からスタートし、6/22〜24にかけて急落して1.138台まで到達。その後1.14〜1.143あたりで横ばい気味に推移し、7/2にかけてやや回復。短期MA(赤)が下向きから横ばいに転じており、短期的には底打ちの雰囲気。
日足(Daily): 2026年1月の1.20台ピークから、半年かけて1.14台まで下落。下降チャネルが続いており、中期MA(赤)は明確に下向き、長期MA(白)も緩やかに下降に転じた。足元は1.1360〜1.1470のレンジ内で推移しており、短期的なサポートが意識される水準。
| 水準 | 内容 |
|---|---|
| 1.1516 | 6月高値付近・レジスタンス |
| 1.1430〜1.1470 | 短期的な上値抵抗ゾーン |
| 1.14357 | 7/4終値 |
| 1.1336 | 6月安値・直近サポート |
| 1.1268 | 年初来安値方向の意識水準 |
📊 6月の相場まとめ
6月の為替市場を一言で表すなら「円安継続、だが上値は重い」。USDJPYは162円台に乗せる場面もあり、2024年以来の高水準に接近しましたが、介入警戒と米雇用統計の下振れが重なり、月末は161円台まで押し戻されて着地。EURUSDは年初からの下落トレンドをそのままなぞるように1.14台で推移しました。
日本サイドの円安要因は「日銀の早期利上げ期待の後退」。高市政権下での金融政策スタンスが円売りを後押しし、投機筋の円ショートポジションが積み上がった6月でした。一方で162円台では財務省・日銀の口先介入や実弾介入への警戒感も高まっており、双方向にファンダメンタルズが働く複雑な構図となっています。
6月のマーケットを3行で:
- USDJPY:月間を通じて円安基調、162円台タッチも介入警戒と雇用統計下振れで161円台に押し戻し
- EURUSD:1月ピーク(1.20台)から6ヶ月で約600pip下落、1.14台で底固め模索中
- 全体:ドル円は強いがリスクは上下双方向、EURUSDは弱いが急落も一服感
📅 当月振り返り
6月の3つのポイント
USDJPYスイング系EAが頼もしかった GWJPNスタンダードが+22,104円、XTRDスタンダードが+13,077円と月間の柱になってくれました。162円台への上昇をしっかり取ってくれた印象です。
Sagitariusマイクロのロット過大が致命傷 月中盤の好調に気をよくし、早めにロットを引き上げたところで月末に大きな損失を出しました。マーチンゲール系はロット管理が命。「まだ早い」と思うくらいのタイミングで上げる慎重さが必要だったと痛感しています。
去年も6月はマイナスだった 振り返ると、去年の6月も苦戦していました。アノマリーとして認識すべきか、毎年このタイミングで自分自身が判断を誤る傾向があるのか。少なくとも「6月後半のロット増やし」は今後の禁忌リストに入れておこうと思います。
🔭 来週の注目ポイント(7/7週)
🇺🇸 7月7日(月)|米国・ISM非製造業景気指数
予想値54.1。製造業に続き非製造業も景況感が注目される。前回より低下していた場合はドル売りが加速する可能性があり、雇用統計の下振れと合わせてFRBの利下げ観測が高まる展開も。USDJPYにとってはいったん158〜159円方向へのリスクを意識したい。
🇺🇸 7月8日(火)|FOMC議事要旨
6月FOMC時の議論の詳細が明らかになる。利下げタイミングをめぐるタカ派・ハト派の温度差が市場に伝わると、週後半のドル動向に影響が出やすい。
💡 来週の個人的な注目
来週のUSDJPYは158.00〜163.00というかなり広いレンジが想定されています(マーケットアロー予想)。上下5円幅というのは正直「どっちに転んでもわかりません」という正直な範囲で、逆に言えばそれだけ不確実性が高い週だということ。
個人的に気になるのは介入警戒ラインの「実際の引き金」がどこにあるかです。162円台では既に何度かけん制発言が出ていますが、163〜165円あたりになると実弾介入が現実的になってくる。スイング系EAの利確タイミングと介入リスクのバランスを考えると、今週は欲張らず守りを意識した週になりそうです。
🗓 来月(7月)の動き予想
7月の3つのカギ
① 日銀の政策スタンスと円安の上限 高市政権下での利上げ牽制が続く限り、構造的な円安圧力は変わりません。ただし162〜165円台は過去の介入実績ゾーン。「円安は続くが、上限は政策次第」という難しい相場が続くでしょう。
② 米FOMC(7/29〜30)と利下げ期待 6月雇用統計の弱さを受けて市場の利下げ期待は高まっています。7月FOMC自体での利下げ確率は低いものの、議長の発言トーンや点描予測(ドットチャート)が9月利下げへの布石になるか注目です。ハト派転換が強まればドル売り・円高方向への修正が入る可能性。
③ EUR/USDの底打ちタイミング 1月ピークから6ヶ月にわたる下落でそろそろ底打ちの可能性も。1.13台前半がサポートとして機能するか、それとも割れてさらに下を目指すか。H-SagitariusやC-GROUPなどのマーチン系EAにとって、方向転換のタイミングは重要な見どころです。
シナリオ別 7月の想定レンジ
| シナリオ | USDJPY | EURUSD |
|---|---|---|
| 円安継続(利上げ牽制+利下げ遠い) | 161〜165円 | 1.13〜1.15 |
| 調整シナリオ(介入 or FOMC利下げ示唆) | 157〜162円 | 1.14〜1.17 |
| リスクオフ(地政学等) | 154〜159円 | 1.12〜1.16 |
💬 7月に向けた個人的な覚書
「6月の反省を活かす」。これだけです。Sagitariusマイクロのロットは急いで戻さない。スイング系のGWJPN・XTRDが稼いでくれる間は、マーチン系は守りで運用する。あと、介入が来たときにパニックにならないよう、ポジション状況を週次でちゃんと確認する習慣をつけ直そうと思います。
7月は月末にFOMCがあり、全体的にボラティリティが高くなりやすい月。EAにとっては「急動意のあと静かになる」パターンが続く可能性があり、朝スキャ(NanGan)にも向かない局面が増えるかもしれません。慎重に、しかし機会をしっかり拾えるよう準備しておきたい月です。


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