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【EA(Exprt Advisor)とは?】

EA(Expert Advisor)とは、FX取引において自動売買を実現するプログラムのことです。MT4というトレードプラットフォームと連携し、プログラミングの知識があれば、誰でも自分だけのEAを開発することが可能です。ただし、EAを作ることと、それで利益を出すことは全くの別問題です。

EAは、裁量トレードの「手法」をプログラム化して、機械的に自動で取引を行う仕組みです。裁量トレードで行っているルールや手法をmqlというプログラム言語で表現することで、EAとして実装することができます。


【EA導入の背景】

私がEAを使い始めたきっかけは、裁量トレードがうまくいかなかったからです。ルールに従ったエントリーやバックテストの検証を行うのが苦手だったため、「プログラムに任せればうまくいくのでは?」と考えました。しかし、EAの作成や運用は簡単ではなく、試行錯誤が必要でした。


【既存の優秀なEAも利用可能】

ご安心ください!市場にはすでに多くの優秀なEAが存在し、それを購入または無料で入手して利用することができます。しかし、EAにも多くの種類があり、それぞれ異なる裁量手法がもとになっています。EAをただ「使う」のではなく、その特性を理解し、どのように活用するかを学ぶことが重要です。

よく聞く「初心者でも簡単に」「放置で儲かる」という宣伝は誤解を招きます。自動売買だからといって、簡単に利益が出るわけではなく、適切な知識と運用が不可欠です。


【自作EAに挑戦してみませんか?】

まずは自作のEAに挑戦することをお勧めします。プログラム経験がある方なら、特に難しいことではありません。たとえば、ExcelのVBAが扱えるレベルであれば、EAの開発も可能です。ネット上には豊富なサンプルプログラムがあり、それを基に改良していくと、さらに深い理解が得られるでしょう。

自作EAを作成する過程で、テクニカル分析やバックテストのスキルも自然と身につきます。これにより、EAの構造や動作原理を理解し、より効果的なトレード手法を構築することができます。


【既存のEAを使う際のポイント】

自作EAが難しい、またはすぐに使えるツールを探している場合、市場にある優秀なEAを利用するのも一つの選択肢です。ただし、EAを使用する際は、その特性を十分に理解し、慎重に運用する必要があります。

特に、ツイッターやネット上で無料配布されているEAの中には、信頼できないものや詐欺まがいのものも存在するので注意が必要です。EA選びのポイントは、その開発者や運営者の信頼性です。良い開発者は謙虚で、EAの長所だけでなく短所も正直に伝えてくれることが多いです。


【EAの運用方法と注意点】

EAを導入した際には、必ず自分でバックテストを行い、その性能を確認してください。バックテストを通じてEAの特性を理解し、運用の最適な方法を見つけることができます。

また、最初は必ず最小ロットから始めましょう。推奨ロットは通常、一定の資金量に基づいて設定されていますが、初めて使うEAではリスクを抑えながら少額で運用を開始し、徐々にロット数を増やしていくのが安全です。


【まとめ】

EAは、自動でトレードを行う便利なツールですが、その運用にはしっかりとした理解が必要です。自作に挑戦するか、既存の優秀なEAを活用するかはあなた次第です。しかし、いずれの場合も、事前に十分なリサーチと準備を行うことが、成功への近道です。

1ポジ型

 堅実に運用したい方には1ポジ型のEAがお薦めです。テクニカルなサインにもとづき1ポジションしかエントリーしないEAです。爆益とはいきませんがリスクは少なく、よほどなロット数をかけない限り資金を溶かすことはありません。

 このタイプのものは、テクニカル等のサインにもとづいているため、サインが出るまで待ち続けます。ですので比較的取引数が少なく、EAによっては月に数回しかないものもあります。

 人によっては、そんなのんびり待てないなどあるかもしれませんが、その時は複数のEA、通貨を組み合わせ並行で運用していきましょう。もちろんその際には資金管理も重要で、もし複数のEAが同時にエントリーしてしまっても大丈夫であろうロット数の設定を考えておくべきです。

 自作1ポジ型、平均足EAのロジックを公開しています。

ナンピン型

 ナンピン型の魅力は、なんといっても直ぐに爆益が得られるところでしょう。しかし同時に資金を溶かしてしまう(資金の全てを失う)リスクも大きいです。ですのでツイッター等で話題になっているのはこのタイプのEAがほとんどです(歓喜の声、悲鳴の声)。

ナンピン型のEAを使用し、生き残っておられるトレーダーの方は、溶けないようにしているのもありますが、溶けることを前提に運用しています。

つまり溶けても全資金を失わないように、頻繁に出金する、口座を小口に分けるなど防衛しています。出金して利益確定のイメージですね。

また運用する時間を限定している方も多いです。例えばTOKYO時間のみとか、午前中のみとかにして大きく値が動く時間や指標、要人発言の日は外し、リスクを極小化します。

ナンピン型で含み損が増えていくと、そのメンタルへの影響はかなりのものです。上手につきあっていきたいですね。

自作のナンピン型、ただしGMMAでエントリーを制限しリスク軽減策を施してEAロジックを公開しています。

参考書籍

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