こんにちは、FXトレーダー向けブログ「ひろクラゲ」の管理人です。2026年4月11日現在(東京時間)、4月第二週(4月6日〜10日)の為替動向をチャート分析でお届けします。
今週始めは停戦合意がどうなるかという状態で1ポジ系のEAがUSDJPYの159円半ばでLONGポジションをエントリー。160円超えはないだろうと早々に手動決済しました。その後停戦合意の電撃報で158円半ばまで急上昇。はやめの決済で損失をまぬがれました。
USDJPY:ドル円

▶ 1時間足(H1)の動き
【週前半(4/6〜4/8)】
4月6日(月)はイースター明けの欧米市場の本格再開とともに、先週末の停戦期待(ホルムズ再開に向けたイランとオマーンの合意策定報道)を引き継ぐ形でスタート。しかしトランプ大統領が「イランのエネルギー施設への攻撃停止期限を4月8日朝(日本時間)に設定」と発表したことで、期限切れ後の軍事行動激化が警戒された。ドル円はH1チャートで160円台直前の159円台後半で推移し、短期MA(赤)が上向きを維持。160円の介入警戒ラインが再び上値を抑制した。
4月7日(火)は期限前日の緊張感が高まる中、東京市場で159円78銭まで上昇後、欧米市場でリスクオフのドル売りが強まり158円台へと急落する場面があった。H1の短期MAが下向きに転換し、夜間から158円台前半での推移となった。
4月8日(水)、トランプ大統領がイランへの大規模攻撃再開を示唆するテレビ演説を行った。WTI原油が急騰し、東京市場では158円55銭から159円台へ急反発。ただし欧米市場では「イランがオマーンとホルムズ海峡の船舶航行監視合意を策定中」との報道が流れ、停戦期待が部分的に高まったことでドルが軟化し、引けは158円台後半。H1チャートでは158〜159円台での上下動が激しく、ボラタイルな展開が続いた。
【週後半(4/9〜4/10)】
4月9日(木)は前日から続く停戦交渉の進展期待と失望が交錯する中、ドル円は一時158円03銭まで急落。米国とイランがパキスタンの仲介で「即時停戦に合意」との報道が流れると、有事のドル買いが一気に巻き戻されリスクオン相場に転換。ドルが全面安となり、特にユーロやポンドが急騰した。ただし停戦の詳細が不明確で懐疑的な見方も根強く、引けにかけてドル円は158円台半ばに落ち着いた。
4月10日(金)は朝方に停戦合意の信憑性が高まり、日経平均が1028円高の56924円と急反発。リスクオンの円売りでドル円も急回復し、東京市場で158円98銭から159円27銭まで上昇。午後はWTI原油が99ドル台に回復したことでドル買いが再燃し、159円台前半〜中盤での推移となった。週末の終値は159円27銭付近。H1チャートでは短期MA(赤)が週後半に急角度で上向きに転換し、価格が短期MAを上抜けた形となっている。
週間レンジ:158円03銭〜160円29銭付近(終値:159円27銭付近)
▶ 日足(Daily)の動き
日足チャートでは2025年9月の147円台を底値とした長期上昇トレンドが継続。中期MA(赤ライン)は着実に上昇し156〜157円台に位置しており、価格は中期MAを大きく上回る159円台後半で推移。長期MA(白ライン)は151〜152円台で緩やかな右肩上がりを維持し、長期的なサポートとして機能している。
今週は停戦合意の期待と失望を繰り返す中で158〜160円の「緊張感あるレンジ」が継続。日足レベルでは週末の159円台回復により、160円台突破に向けた再挑戦の体制が整いつつある。ただし、停戦が本格化すれば有事のドル買いが解消され155〜157円台への急落リスクも残存する両面的な局面となっている。
▶ まとめ(USD/JPY)
今週のドル円は「停戦合意サプライズ」で158円台に急落しながらも、週末にかけて159円台に回復した。158〜160円のレンジが今週も維持された形で、停戦の真偽と原油価格の行方がドル円の方向を決める構図は変わっていない。マーケットアロー(フィスコ)の来週予想レンジ:157円50銭〜161円00銭。テクニカル:短期サポート158円00銭、上値抵抗160円00〜30銭(介入警戒ライン)。
EURUSD:ユーロドル

▶ 1時間足(H1)の動き
【週前半(4/6〜4/8)】
4月6日(月)はイースター明けのユーロ買い戻しが入り、先週末の1.17台前後からスタート。停戦期待がある程度反映されており、ユーロドルは1.16〜1.17台で底堅く推移した。H1チャートでは短期MA(赤)が1.16台後半でフラットに推移し、方向感を模索する動きとなった。
4月7〜8日は、イランへの攻撃期限接近に伴うリスク回避がドル売りを促し、逆説的にユーロドルを支援。ECBの利上げ観測(ビルロワドガロー総裁「次の行動は利上げ」)も引き続きユーロを下支えした。ユーロドルは1.16〜1.17台のレンジ内で推移。
【週後半(4/9〜4/10)】
4月9日(木)は今週最大の動意日となった。米国・イラン停戦合意の報道を受けて有事のドル買いが全面的に剥落し、ユーロドルは1.17台前半から一気に上昇。日中の値幅は約100pipsに達し、1.17台後半〜1.18台に接近する場面もあった。停戦合意への懐疑的な見方が残る中でも、ユーロは終日高水準を維持した。
4月10日(金)の東京市場ではユーロドルが1.17台前半〜中盤でもみ合い。WTI原油が99ドル台に回復したことでドル買いが若干復活し、ユーロドルは1.17台を小幅に下回る場面もあったが、終値は1.17301ドル付近。H1チャートでは短期MA(赤)が4月9日を境に急角度で上向きに転換し、白(長期)MAも上向きに転換。価格・短期MA・長期MAが全て上向きに揃った「強気」の形となった。
週間レンジ:1.14600ドル〜1.17300ドル付近(終値:1.17301ドル付近)
▶ 日足(Daily)の動き
日足チャートでは今週の急騰が大きな転換点となった。1月高値1.2041ドルからの調整局面が終了し、今週の終値1.17301ドルは長期MA(白ライン)の1.16〜1.17台を明確に上抜けした。中期MA(赤ライン)は今週の急騰を受けて下向きから横ばい〜上向きへ転換しつつあり、トレンド転換の初期シグナルが点灯した形となっている。
今後の焦点は1.18〜1.19台の節目を上抜けできるか。停戦が本格化すればドル安・ユーロ高がさらに進む可能性がある一方、停戦崩壊・原油再騰なら1.15〜1.16台への押し戻しリスクもある。
▶ まとめ(EUR/USD)
今週のユーロドルは停戦合意報道によるドル安を受けて、先週末の1.15台から1.17台まで約200pipsの大幅上昇となった。日足レベルでの長期MA突破は中長期的なトレンド転換を示唆しており、今後の重要水準は1.18〜1.20台(1月高値)。下値サポートは1.15〜1.16台に切り上がった。マーケットアロー(フィスコ):来週ドル円予想レンジ157円50銭〜161円00銭。
今週の総括と今後の注目点
4月第2週(4/6〜4/10)は「米国・イラン停戦合意」という歴史的なイベントが相場を支配した週となった。週前半はトランプ大統領によるイランへの攻撃期限設定(4/8朝)と攻撃再開示唆で緊張感が高まったが、4月9日(木)に米国とイランがパキスタンの仲介で「即時停戦に合意」との報道が流れると、ドル全面安・ユーロ急騰・原油急落・株式急騰という「リスクオン」相場に転換した。
日経平均は週間で3800円高(+7.2%)の56924円と大幅上昇。停戦に対する懐疑的な見方も残ったが(イスラエルがヒズボラへの攻撃継続、停戦合意の詳細が不明確等)、週末4/10には米3月CPI(コア+2.7%)が予想通りで発表され、原油高の影響が限定的とみられたことで、インフレ懸念が一部後退した。
4月9日に発表された米コアPCE(2月分:前年比+3.0%)は予想と一致。停戦を受けた原油急落がインフレ見通しを押し下げるとの観測から、FRBの利下げ観測が若干復活した。
【ドル・円週間見通し(4/10配信)】
「伸び悩みか、米国経済の減速懸念残る」。来週のドル・円は伸び悩みか。米国とイランはパキスタンの仲介で停戦に合意したが、イスラエルはヒズボラへの攻撃継続。週末の米国・イラン和平協議の進展次第でドルが大きく動く。160円台での為替介入が想定される。原油高止まり続けばインフレ懸念でドル買い継続。来週予想レンジ:157円50銭〜161円00銭。
【今週の主要要人発言(4/10)】
- 片山財務相:「あらゆる方面で万全の対応」「中東紛争勃発以降、原油だけでなく為替も投機的な動き」
- 氷見野日銀副総裁:「足元はスタグフレーションとは思っていない」「景気減速と物価上昇の可能性、注視しなければならない」「金融政策の対応は難しい」
- トランプ米大統領(4/10):「NATOは我々が必要としたときにいなかった」「イスラエルはレバノンでのオペレーションを縮小」
- イラン最高指導者ハメネイ師(4/10):「ホルムズ海峡の管理を巡り新たな段階に移行」「戦争による損害補償求める」
- イラン副外相(4/10):「いかなる和平案にもレバノンが含まれるべき」「パキスタンでの和平案協議に向かう」
- IMF専務理事:「イラン戦争で世界経済成長見通しを引下げへ」
【主要経済指標(今週)】
- 米・2月コアPCE価格指数:前年比+3.0%(予想+3.0%・1月+3.1%)→予想通りでほぼ無風
- 米・10-12月期GDP確定値:前期比年率+0.5%(予想+0.7%、改定値+0.7%から下方修正)→景気減速示す
- 米・3月CPI(コア):前年比+2.7%(予想+2.7%)→原油高の影響は限定的
- 日・3月国内企業物価指数:前年比+2.6%(2月+2.1%から加速)→原油高が川上から波及
来週の相場の方向性を決める3つのカギ
① 停戦の行方(米・イラン・イスラエル) — 週末の協議が前進するか。合意崩壊なら一気にドル高・ユーロ安へ反転
② 米インフレ指標(4/14 PPI・4/15 NY連銀・4/16 フィラ連銀) — スタグフレーション懸念でドル売り加速か
③ 為替介入リスク — ドル円が160円台に乗せた場合、片山財務相が「断固たる措置」発動か
重要イベントカレンダー
| 日付 | イベント | ポイント・予想 |
| 随時 | ★停戦交渉の進展 | 週末の協議次第。合意崩壊→ドル急騰、完全停戦→ドル急落・ユーロ急騰 |
| 4/13(月) | 米・3月中古住宅販売件数(予想408万件) | 原油高・金利高の住宅市場への影響を確認 |
| 4/14(火) | ★米・3月生産者物価コア指数(2月+3.9%) | 原油高で上振れなら利下げ後退→ドル買い、下振れなら利下げ期待復活 |
| 4/15(水) | ★米・4月NY連銀製造業景況指数(前回−0.2) | 景気悪化示せばスタグフレーション懸念→ドル売り材料 |
| 4/16(木) | ★米・4月フィラ連銀製造業景況指数(前回18.1) | 前回との差が注目。悪化ならドル売り継続 |
| 4/16(木) | 中国・1-3月期GDP(予想+4.8%) | 世界経済への波及確認材料。弱ければリスクオフ |
| 4/16(木) | 米・3月鉱工業生産(予想+0.1%) | 製造業の底堅さ確認材料 |
| 4月後半 | ★ECB理事会(利上げ有無) | 利上げ実施なら1.18〜1.20台へ急騰。据え置きなら1.15〜1.17台に押し戻し |
| 4月後半 | 日銀金融政策決定会合 | 追加利上げなら円高急伸。据え置きなら円安継続 |
ドル円・ユーロドルの来週予想レンジ
【USD/JPY】来週予想レンジ:157円50銭〜161円00銭(マーケットアロー週間見通しより)
【EUR/USD】来週注目水準:1.15〜1.20台(停戦完全合意なら1.18〜1.20台、崩壊なら1.15台に押し戻し)
テクニカル注目水準(ドル円):
- 上値抵抗:160円00〜30銭(介入警戒ライン)
- 直近サポート:158円00銭(今週安値近辺・中期下値抵抗)
- 停戦完全合意シナリオ:155〜157円台への急落リスク
EA成績:4月度第二週のまとめ
第二週は1ポジ系が頑張ってくれました。記事冒頭にもありましたが、ターゲットまで粘らず、早めの手動による決済でした。
| リアル口座 | EA型 | 今月累計損益 |
| C-GROUP | ナンピン型EURUSD | 1,027円 |
| GWJPNスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 8,690円 |
| RKTN スタンダード | 1ポジ型USDJPY | 3,169円 |
| X-TRDNGスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 3,450円 |
| Gold-V EA | GOLDナンピン型マイクロ | 1,434円 |
| 平均足EA | GOLDナンピン型スタンダード | 0円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ型 | 2,049円 |
| Sagitariusマイクロ | ナンピン型EURUSDマイクロ | 4,290円 |
下記は1月~3月までの累計ダッシュボードです。


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