こんにちは、FXトレーダー向けブログ「ひろクラゲ」の管理人です。2026年5月9日現在(東京時間)、5月第一週(5月4日〜8日)の為替動向をチャート分析でお届けします。
GW明けの一週目です。実質EA稼働は2日間ですが、ほどほどの出発となりました。ホルムズ海峡の先行き不透明さと日銀介入警戒で恐る恐るの様子見です。
① USD/JPY(ドル円)

1-1. 時間足(H1)テクニカル観点
観察期間:2026年4月23日〜5月8日
【週前半(5/1〜5/2):介入後の回復・連休薄商い】
5月1日(金)はメーデーで欧州主要国が休場。前日(4/30)の為替介入で155円57銭まで急落した後、東京市場では買い戻しが入り156円58銭から157円32銭まで上昇した。WTI原油が105ドル台で下げ渋り、円安要因(日米金利差・原油高)が残存しているとして介入後も底堅さを示した。ただし上値では「157円台での追加介入」を警戒した売りが出やすく、狭いレンジ内での推移となった。日本は翌5/2から大型連休(〜5/6)に入り、欧州時間に薄商いの中で155円49銭まで再び売られる場面もあった。H1チャートでは短期MA(赤)・長期MA(白)ともに急角度で下向きを維持しており、介入後の余韻が色濃く残った。
【週中盤(5/6):連休明け・一気に回復】
5月6日(火)は日本の大型連休明け初日。連休中の海外動向(ダウ・ナスダック上昇、原油高止まり、米ISM製造業景況指数が予想通り53.1で着地)を好感し、日経平均は前週比2,997円高(+5.0%)の62,713円と大幅高でスタート。ドル円も一気に157円台後半まで買い戻され、一時157円80銭付近まで上昇した。H1チャートでは短期MA(赤)が急反転して上向きに転換し、長期MA(白)も下向きから横ばいへ変化した。ただし157円台での介入再開を警戒する参加者が多く、上値では売りが重なりやすい地合いが続いた。
【週後半(5/7〜5/8):イラン強硬発言・雇用統計】
5月7日(水)は早朝にイラン政府高官から「イランは全損害への賠償なく非現実的な米国の計画によるホルムズ海峡再開を承認しない」「ホルムズ海峡通過を求める船舶に対する新たな規制を設定した」との強硬発言が伝わった。和平交渉の前進期待が後退し、原油高が継続。有事のドル買いが入る一方、介入警戒でドル円は156円台前後での推移が続いた。NY連銀インフレ期待の上昇を受けた金利高も嫌気され、ダウは313ドル安。ドル円は156円台中盤でもみ合いとなった。
5月8日(金)の東京市場ではWTI原油が95〜96ドル台で推移し、ドル円は156円71銭から156円98銭まで上昇したが介入警戒から伸び悩んだ。同日夜に米4月雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は概ね安定した結果となった。労働市場の底堅さが確認されたことで景気楽観論が広がり、ナスダックは440ポイント高の過去最高値更新(26,247.08)。ドル円は156.67円で引けた(週終値156.681円)。
週間レンジ:155円49銭〜157円88銭付近(終値:156.681円)
1-2. 日足(Daily)テクニカル観点
観察期間:2025年10月中旬〜2026年5月上旬
日足チャートでは4/30の為替介入による「スパイク上ヒゲ」(160円72銭→155円57銭)が大きなランドマークとなっている。介入後の終値が中期MA(赤・157〜157.5円台)付近に位置しており、今週は155〜158円台での落ち着きが続いた。長期MA(白)は155円台で右肩上がりを維持しており、この水準が強力な長期サポートとして機能。
価格156.681は中期MA(赤)をわずかに下回る水準にあり、中期MA上か下かが来週の方向感を決める分岐点となる。日足レベルでは「介入後の持ち合い」の局面であり、157〜158円台への回復か、155〜156円台への下落かを見極める週となりそうだ。
1-3. まとめ
今週のドル円は先週の為替介入(160円72銭→155円57銭)の後遺症を引きずりながら、連休明けの日本市場再開(5/6)で157円台後半まで回復。その後はイランの強硬発言(ホルムズ再封鎖リスク)と介入再発動警戒の両方に挟まれ、156〜157円台での膠着が続いた。マーケットアロー(フィスコ)の来週予想レンジ:155円00銭〜159円00銭。原油高止まりの中での「介入と円安要因の綱引き」が続く。
② EUR/USD(ユーロドル)

2-1. 時間足(H1)テクニカル観点
観察期間:2026年4月23日〜5月8日
【週前半(5/1〜5/2):介入ドル安の余波・一時急落】
5月1日(金)は欧州メーデー休場の薄商いの中、介入によるドル急落の余波でユーロドルは一時1.18台前後まで上昇した後、流動性の低い時間帯に売られて1.16台後半まで急落する場面があった。H1チャートでは短期MA(赤)が下向きに転換し、価格が長期MA(白)を一時割り込んだ。この急落は流動性の薄さによる「フラッシュ急落」的な動きで、5/2以降は1.17台を回復した。
【週中盤(5/6):連休明け・ユーロ回復】
5月6日(火)の日本連休明けに日経平均が大幅高となり、リスクオン地合いが広がった。ユーロドルは1.17台前半からスタートし、ドル円と逆の動き(ドル売り→ユーロ高)の恩恵を受けて1.17台中盤〜後半へ回復。H1チャートでは短期MA(赤)が上向きに転換し、長期MA(白)も下向きから横ばいへ変化した。
【週後半(5/7〜5/8):上値試しと雇用統計通過】
5月7日(水)はイランのホルムズ新規制設定の強硬発言が伝わり、原油高再燃→有事のドル買い→ユーロドル上値抑制という構図となった。しかしナーゲル独連銀総裁が「中東情勢に著しい改善なければ来月(6月)利上げの可能性」と発言し、ECBの積極的な引き締め姿勢がユーロの下値を支えた。
5月8日(金)の米4月雇用統計は安定した結果となり、景気楽観論が広がってナスダックが過去最高値を更新。ユーロドルはデギンドスECB副総裁が「次回6月理事会はホルムズ海峡の開放がカギ」と発言したことを受け、停戦進展による原油下落→ECB6月利上げの条件整備→ユーロ買いとなり、1.17台後半まで上昇して週を終えた(終値1.17865ドル)。H1チャートでは短期MA(赤)・長期MA(白)が共に上向きで価格の上昇をサポートしており、「強気」形成が明確。
週間レンジ:1.16630ドル〜1.18375ドル(終値:1.17865ドル)
2-2. 日足(Daily)テクニカル観点
観察期間:2025年10月中旬〜2026年5月上旬
日足チャートでは長期MA(白・1.17台前後)が横ばいを維持し、中期MA(赤)は下向きから横ばいへ転換しつつある。今週終値1.17865は長期MAをやや上回る水準で、1月高値1.2081ドルへの再挑戦モードに向けた足場固めが続いている印象。
日足レベルでは1.17台前半〜中盤が強力なサポートゾーンとして確立されてきた。ECBの6月利上げ観測(デギンドス副総裁・ナーゲル総裁がホルムズ開放を条件に示唆)が実現するかどうかが、1.19〜1.20台への上昇の鍵を握る。
2-3. まとめ
今週のユーロドルは1.16台後半への一時急落(連休薄商い起因)から1.17台後半への回復という、大きな振れ幅の1週間となった。ECBの6月利上げ観測がユーロを下支えする一方、ホルムズ海峡を巡るイランの強硬発言が上値を抑制する構図。終値1.17865は週間で上昇して終わり、来週以降の上値試しに向けた態勢が整いつつある。
③ 今週の動向まとめ
3-1. 市場全体の動向
5月第1週(5/1〜5/8)は「大型連休明けの日本市場の急反発」「イランのホルムズ新規制設定(強硬化)」「米4月雇用統計の安定通過」の三つが相場を動かした週だった。日本の連休中(5/2〜5/5)は欧米市場でダウ・ナスダックが上昇し、原油も高止まり。連休明けの5/6に日経平均が+2,997円(+5.0%)の62,713円と急騰し、週末5/8には62,713円で引けた(3日ぶり小幅反落も高水準維持)。
米4月雇用統計(5/8発表)は非農業部門雇用者数が安定した結果となり、ナスダックは440ポイント高で過去最高値(26,247.08)を更新。ダウは12ドル高と小幅プラスで終了。WTI原油は95.42ドル(前日比+0.61ドル)と高水準を維持。日本の為替介入後も円安要因は除去されておらず、「介入は時間を買う措置」であることが再確認された週でもあった。
3-2. 楽天証券マーケットアロー 今週の主要レポートまとめ
【ドル・円週間見通し(5/8配信)】
「ドルは伸び悩みか、原油高持続も為替介入を警戒」。来週のドル・円は伸び悩みか。米国とイランの和平協議が注目され、米軍は攻撃を停止。今後の両国による歩み寄りで地域の安定化が期待されるが、不透明感は完全に払拭されず、リスク選好的なドル買いがただちに弱まる状況ではない。足元の米経済指標でインフレ圧力が顕著になり、FRB当局者も引き締め的なスタンスを示唆。来週の米4月CPIコア指数(前年比+2.7%予想)が加速すればドル買いに振れやすい。ただし日本の為替介入への警戒感は消えておらず、目先的に投機的な円売りは抑制されやすい。来週予想レンジ:155円00銭〜159円00銭。
【今週の主要要人発言】
- イラン政府高官(5/8):「イランは全損害への賠償なく非現実的な米国の計画によるホルムズ海峡再開を承認しない」「ホルムズ海峡通過を求める船舶に対する新たな規制を設定した」
- デギンドスECB副総裁(5/8):「次回6月理事会はホルムズ海峡の開放がカギ」
- ナーゲル独連銀総裁(5/8):「中東情勢に著しい改善なければ、来月(6月)利上げの可能性」
- トランプ米大統領(5/8):「イランとの停戦は継続中」
- 関係筋(5/8):「米国、ホルムズ海峡での船舶護衛を今週再開の方向で検討」「サウジとクウェート、米軍への基地アクセス制限を解除(WSJ)」
- ウィリアムズ米NY連銀総裁:「FRBはインフレ低下を確信する」
- カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁:「イラン戦争でFRBの次の行動は不透明」
- ハマック米クリーブランド連銀総裁:「次の政策についてはオープンマインド」
【今週の主要経済指標】
- 米・4月雇用統計(5/8):非農業部門雇用者数は安定した結果。ダウ+12ドル、ナスダック+440ポイント(過去最高値26,247.08)
- 米・先週分新規失業保険申請件数(5/2):20.0万件(予想20.5万件、前回19.0万件)→予想比改善、労働市場の底堅さ継続
- 米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+0.8%(予想+0.6%)→予想上振れ
- 米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率+2.3%(予想+2.5%)→予想下振れ
- 米・4月消費者信用残高:+248.55億ドル(予想+137.2億ドル)→大幅上振れ、消費の強さ示す
- 米・4月ISM製造業景況指数(5/1):53.1(予想53.1)→予想通り、製造業の底堅さ確認
- 日・3月現金給与総額:前年比+2.7%(2月+3.4%)→やや鈍化
- 独・3月鉱工業生産:前月比−0.7%(2月−0.5%)→2ヶ月連続マイナス、欧州景気の弱さ
④ 来週の注目ポイントと重要イベント
4-1. 相場の方向性を決める3つのカギ
① 米・4月CPI(5/12) — コア前年比+2.7%予想。上振れ→FRB利下げ後退→ドル買い。下振れ→利下げ期待復活→ドル売り
② ホルムズ海峡情勢 — イランの新規制設定で封鎖リスク再燃。原油高継続→ドル買い・インフレ。合意進展→原油急落→ドル安・ユーロ急騰・ECB6月利上げ条件整備
③ 為替介入の再発動リスク — 157〜158円台への接近で三村財務官の追加介入が警戒。ドル円の上値は引き続き重い
4-2. 重要イベントカレンダー
| 日付 | イベント | ポイント・予想 |
|---|---|---|
| 随時 | ★ホルムズ海峡情勢 | イラン新規制設定→原油高継続。合意→急落 |
| 5/11(月) | 中・4月消費者物価指数 | 中国のデフレ圧力確認材料 |
| 5/11(月) | 米・4月中古住宅販売件数 | 金利高の住宅市場への影響確認 |
| 5/12(火) | ★米・4月消費者物価コア指数(予想+2.7%) | 上振れ→ドル急騰。下振れ→利下げ期待復活 |
| 5/13(水) | 日・3月経常収支 | 円需給の確認材料 |
| 5/13(水) | 欧・1-3月期ユーロ圏GDP改定値(予想+0.8%) | 速報値と一致見込み。下振れならユーロ売り |
| 5/13(水) | ★米・4月生産者物価指数(PPI) | 川上インフレの確認。CPI翌日発表で連動注目 |
| 5/14(木) | 英・1-3月期GDP | BOEの利上げ観測に影響。ポンド方向感確認 |
| 5/14(木) | ★米・4月小売売上高(予想+0.4%) | 3月+1.7%から鈍化見通し。下振れ→景気後退懸念 |
| 5/15(金) | 米・4月鉱工業生産 | 製造業の底堅さ確認材料 |
| 5/15(金) | ★米・5月NY連銀製造業景気指数(予想8.0) | 4月の高水準から鈍化見通し。悪化ならスタグ懸念 |
| 6/5(木) | ★ECB理事会(利上げ有無) | デギンドス・ナーゲル「ホルムズ開放がカギ」。実施なら1.18〜1.20台へ |
| 6/中旬 | ★日銀金融政策決定会合 | 6月追加利上げの確度確認。タカ派→円急騰 |
4-3. 来週予想レンジと注目水準
【USD/JPY】来週予想レンジ:155円00銭〜159円00銭(マーケットアロー週間見通しより)
【EUR/USD】注目水準:1.17台前半がサポート、上値1.18〜1.19台(ECB6月利上げ実施なら)
テクニカル注目水準(ドル円):
- 上値抵抗:157円台前後(介入再発動警戒ライン)
- 中期サポート:156円台(中期MA(赤)近辺)
- 強力サポート:155〜155円57銭(介入後安値・長期MA(白)近辺)
- シナリオ:ホルムズ合意→ドル急落で155円割れリスク。原油高継続→158〜159円台で介入との綱引き
EA成績:5月度第一週のまとめ
第一週ほぼ稼働していません。来週から本格稼働です。
| リアル口座 | EA型 | 今週の損益 |
| C-GROUP | ナンピン型EURUSD | 249円 |
| GWJPNスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 12,516円 |
| RKTN スタンダード | 1ポジ型USDJPY | -5,613円 |
| X-TRDNGスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 7,950円 |
| Gold-V EA | GOLDナンピン型マイクロ | 2,063円 |
| 平均足EA | GOLDナンピン型スタンダード | 0円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ型 | -4,830円 |
| Sagitariusマイクロ | ナンピン型EURUSDマイクロ | 952円 |
| H-Sagitarius | ナンピン型GOLD、EURUSD | 1,533円 |
| X-MGR | ナンピン型GOLD、EURUSD | 8.30 USD |


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