2026年7月第2週(7/6〜7/10)
〜片山財務相発言で金曜急反落、新兵器投入で忙しかった一週間〜
毎週のFX自動売買(EA)の実績と相場分析をお届けしています。
🤖 今週のEA実績(7/6〜7/10)
今週を一言で表すなら「地味だけど中身は忙しかった週」でした。
月曜(7/6)は週明けらしく静かなスタート。この機を狙って、試運転中の新EAを2種類投入しました。ブレイクアウト系EAと、複数ロジックの合意で仕掛ける多数決EAです。稼働EAが増えるとそれだけ気を張る場面も増えるので、静かな週明けを選んだのは正解だったと思います。
火曜(7/7)は、ファンダメンタルズやイベント、通貨間の相関関係からエントリーするAIエントリーシステムをついに本稼働させました。個別のテクニカルロジックに縛られない仕組みなので、これまでのEA群とはまったく違う値動きへの反応を見せてくれそうで、正直ワクワクしています。ただし同じ日、いつものGoldマーチン系がまさかの6段目まで到達。「またか……」と冷や汗をかきましたが、なんとか生還しました。全決済のタイミングがブローカー・口座ごとに微妙にずれたことで、同じロジックのはずなのに口座によって着地がプラスとマイナスにくっきり分かれてしまったのは反省点です。
水曜(7/8)は中東情勢を背景にした介入警戒感が漂う中、あわてつつも多数のエントリーを実行。大きめのロットは益が乗ったところで早めに手仕舞いし、無理に伸ばさなかったのが結果的に功を奏しました。
そして金曜(7/10)はゴトー日で、このまま静かに一週間が終わりそうだと思っていた矢先、片山財務相の発言で相場が一気に動く場面もありましたが、EA運用としては大きな波乱もなく着地。「ぱっとしない週でした」というのが率直な感想です。
明るい話題としては、XTRDスタンダードとSagitariusマイクロが揃って+3,700円台と好調。特にSagitariusマイクロは、以前の試運転破綻から立て直しての反発だけに、地味に嬉しい結果でした。一方で暗い話題は、Gold-V EAとNanGan(朝スキャ)がともに−6,000円台と沈んだこと。派手な事件はなかったものの、明暗はしっかり分かれた一週間でした。
総合計は約+440円と、ほぼ横ばい。新兵器投入の割には静かな決算でしたが、来週以降の伸びしろに期待したいところです。
口座別成績(7/3→7/10)
| 口座名 | 手法 | 対象 | 今週収益 |
|---|---|---|---|
| XTRDスタンダード | スイング | USDJPY | +3,790円 ⭐ |
| Sagitariusマイクロ | マーチンゲール(マイクロ) | EURUSD | +3,735円 ⭐ |
| X-MGR | マーチンゲール | Gold・EURUSD(USD建て) | +12.72 USD ⭐ |
| 平均足EA | マーチンゲール | Gold | +1,592円 |
| H-Sagitarius | マーチンゲール | Gold・EURUSD | +1,388円 |
| C-GROUP | マーチンゲール | EURUSD | +623円 |
| RKTNスタンダード | スイング | USDJPY | ±0円 |
| GWJPNスタンダード | スイング | USDJPY | −344円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ | 複数 | −6,018円 ⚠️ |
| Gold-V EA | マーチンゲール(マイクロ) | Gold | −6,361円 ⚠️ |
週間合計:−1,595円 + +12.72 USD(×160 ≈ +2,035円) 総合計:約+440円
⚠️ Goldマーチン系の一部が週半ばに6段目まで進行する場面がありました。生還はしたものの、証拠金余力には引き続き注意が必要です。また火曜稼働開始のAIエントリーシステムは試運転段階のため、来週以降の実績を注視していきます。
📈 USD/JPY(ドル円)の動き

今週の一言:じわじわ上昇からの金曜急反落、乱高下の一週間
週明け月曜日は、前週末の弱い米雇用統計を受けた円買いが一巡し、ドルの買戻しが優勢に。早朝には161円26銭まで下押す場面もありましたが、そこから切り返し、為替介入への警戒感で上値を抑えられながらも162円31銭まで値を戻して週をスタートしました。
週半ばにかけては中東情勢の緊迫化が相場を左右する展開に。原油相場の強含みや米長期金利の上昇を材料にドル買いが進み、水曜のニューヨーク市場では162円71銭まで上値を伸ばす場面もありました。ただし為替介入への警戒感は根強く、163円が視野に入ると上値の重さが増す状況が続きました。木曜にはトランプ米大統領の「停戦は終了」発言も飛び出し、相場は一時神経質な値動きに。
そして迎えた金曜日、片山財務相の「GPIFなど年金基金による日本の金融資産投資を後押し」との発言をきっかけに、日銀の利上げ時期前倒し観測が急浮上。東京市場午前は円買いが主導し、162円07銭から161円29銭まで一気に下落しました。午後は原油相場や米長期金利をにらんでドルの買戻しがやや入ったものの、戻りは限定的で161円60〜70銭台での越週となりました。
週間レンジ:161円26銭〜162円71銭 / 終値:161円65銭前後
テクニカル分析
時間足(H1): 週前半から週中盤にかけては短期MA(赤)・長期MA(白)ともに上向きを維持し、じりじりとした上昇トレンドが継続。しかし金曜の財務相発言をきっかけに一気に急落し、両MAとも下向きに転換。週末にかけてわずかに下げ渋る動きを見せていますが、トレンドの転換点として意識しておきたいところです。
日足(Daily): 2月来の長期上昇トレンドは継続中で、価格は短期MA(赤)・長期MA(白)ともに大きく上回る強気の形。4月末に一度大きめの調整(166円台からの急落)を挟みましたが、その後は右肩上がりの動きを取り戻し、直近では162円台後半まで高値を切り上げてきました。金曜の急落が一時的な調整で終わるか、トレンド転換のサインとなるかが焦点です。
| 水準 | 内容 |
|---|---|
| 163.00円 | 為替介入警戒ライン(上値抵抗) |
| 162.71円 | 週間高値(7/8 NY) |
| 161.65円 | 終値(7/10) |
| 161.26円 | 週間安値・直近サポート |
| 160.00円 | 次の心理的節目 |
📉 EUR/USD(ユーロドル)の動き

今週の一言:方向感なく上下、金曜はドル全面安の流れに乗って急反発
ユーロドルは週を通じて明確なトレンドを欠く展開となりました。週初は1.142台からスタートし、米ドル買い優勢の地合いの中で1.140台まで押される場面もありましたが、水曜にかけては1.139台まで水準を切り下げる場面も見られました。
木曜には米国とイランを巡る緊張再燃を背景にドル買いが強まり、ユーロドルは1.1420ドル台まで失速。しかし金曜、片山財務相発言をきっかけにドル・円が急落したのと連動する形で、ドル全面安の流れがユーロドルにも波及。1.1429ドルから1.1457ドルまで上昇し、週央の安値圏から大きく切り返して越週しました。
「欧州要因」よりも「ドル全体の強弱」に振り回された一週間という印象で、特に金曜のドル安局面ではユーロドルもドル円と同じ方向に素直に反応した形です。
週間レンジ:1.13940〜1.14570 / 終値:1.14300前後
テクニカル分析
時間足(H1): 短期MA(赤)・長期MA(白)が何度も交錯するもみ合い相場が続き、明確なトレンドは形成されず。ただし金曜終盤にかけては短期MAが上向きに転じ、戻りを試す形になっています。
日足(Daily): 2月の1.18台をピークとした長期下落トレンドが続いており、6月には1.140台まで水準を切り下げました。直近では価格が長期MA(赤)に接近しつつあり、下落の勢いはやや鈍化。ただしトレンド転換を確認するにはもう少し時間が必要な形です。
| 水準 | 内容 |
|---|---|
| 1.1457 | 週間高値(7/10) |
| 1.1430 | 終値 |
| 1.1394 | 週間安値・直近サポート |
| 1.1300 | 次の心理的節目(下値目標) |
📊 今週の相場まとめ
今週の外為市場は「中東情勢とFRB利上げ観測」対「日本の財政・金融政策思惑」の綱引きに終始した一週間でした。週前半から中盤にかけては、原油高・金利高を背景としたドル買いがドル円を162円台後半まで押し上げましたが、週末には片山財務相の発言をきっかけに日銀の利上げ前倒し観測が急浮上し、一転して円買いが優勢になるという典型的な「材料出尽くし+思惑先行」の展開となりました。
ユーロドルもドル全体の強弱に素直に連動し、週半ばの下落から金曜の急反発まで振れ幅の大きい一週間に。来週は14日の米6月CPI、16日の米6月小売売上高といった重要指標が控えており、インフレ鈍化の確認度合い次第でドルの方向性が大きく左右されそうです。
今週のマーケットを3行で:
- ドル円は162円台後半まで上昇後、金曜の財務相発言で161円台前半まで急落
- ユーロドルは1.139〜1.146で方向感なく推移、金曜はドル全面安に連動して急反発
- 中東情勢とFRB利上げ観測、日本の財政・金融政策思惑が綱引きする展開
🔭 来週の注目ポイント
🇯🇵 為替介入・要人発言への警戒継続
今週の片山財務相発言のように、日本の財政運営や日銀の金融政策を巡る要人発言が今後も相場の急変動要因になりそうです。163円接近時の介入警戒に加え、金曜のような「利上げ前倒し観測」による急な円買いにも要注意。当局要人の発言スケジュールは事前に把握しづらいだけに、突発的な値動きへの備えが引き続き必要です。
🇺🇸 7月14日(火)|米国・6月消費者物価指数(CPI)
前年比+3.8%(前回+4.2%)、コア指数+2.8%(前回+2.9%)と、いずれも伸びの鈍化が予想されています。予想通り鈍化が確認されればFRBの追加利上げ観測が後退し、ドル売り要因に。逆に高止まりが続けば、引き締め長期化観測からドル買いが再燃しそうです。同日のウォーシュFRB議長発言と合わせて、来週前半の最大の注目イベントです。
💡 来週の個人的な注目
正直なところ、今週投入したAIエントリーシステムとブレイクアウト・多数決EAがどう化けるか、来週の値動きの中でじっくり見極めたいところです。特に火曜のCPI発表は、今週の財務相発言のような「材料一つで急変動」のパターンを再現しかねないので、ロジック依存のEAたちがどう反応するか興味深いです。
Goldマーチン系が今週6段目まで進んだこともあり、証拠金余力とナンピン段数の管理は来週も引き続き最優先事項。派手さより「傷を広げないこと」を意識しつつ、新兵器たちの成長を見守る一週間にしたいと思います。


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