こんにちは、FXトレーダー向けブログ「ひろクラゲ」の管理人です。2026年3月28日現在(東京時間)、3月度の為替動向をチャート分析でお届けします。
アイキャッチ画像に示すように、今月は紆余曲折の1か月でした。
USDJPY:ドル円

▶ 1時間足(H1)の動き
【週前半(3/23〜3/25)】
週明け3月23日(月)、前週末(3/20)の159円31銭付近から始まり、東京市場で原油先物の高止まりを受けたドル買いが継続。159円51銭から159円63銭へ上昇した。USDJPY買いが+3,670円の確定益を記録しており、この日のドル高の恩恵を受けた形となった。
3月24〜25日にかけては、イラン情勢をめぐるトランプ大統領の発言(「イランのエネルギー施設への攻撃を10日間停止」)で停戦期待が部分的に高まり、ドルがやや押し戻された。H1チャートでは一時158円台後半まで売られる場面もあったが、短期MA(赤ライン)が159円台を中心にフラット〜やや上向きで推移し、サポートとして機能した。
【週後半(3/26〜3/27)】
3月26日(木)、イランがトランプ政権の和平提案を拒否し5項目の逆提案を行ったとの報道が流れると、停戦期待が一気に後退。WTI原油が再び93ドル台後半まで上昇し、ドル買いが再燃。東京市場で159円53銭まで上値を試したが、午後は日本株安で円買いが重石となり、159円28銭まで値を切り下げた。
3月27日(金)の東京市場では、片山財務相が「断固とした措置を含めしっかり対応する」「投機的な動き」と円安牽制発言を行い、ドルは159円46〜76銭のレンジで伸び悩む展開となった。週末の終値は159円62銭付近。H1チャートでは短期MA(赤)が週を通じて上向きを維持し、158円台が強固なサポートとなっている。
▶ 日足(Daily)の動き
日足チャートでは、2025年10月の149円台を底値とする長期上昇トレンドが継続中。長期MA(白ライン)は引き続き右肩上がりを維持し、現在の傾きは155円台から上を向いている。中期MA(赤ライン)は3月に入り急角度で上昇し、158〜159円台まで追いついてきており、価格と中期MAの乖離が縮小している。
日足レベルでは3月19日(木)の157円51銭が直近の押し目安値となっており、この水準からの反発力が確認できた。週末の終値159円62銭は先週末比でほぼ横ばいであり、160円の心理的節目を前に「攻防戦」が続いている局面だ。日足の上値は160円00銭〜160円15銭(先週週初の高値水準)が明確な抵抗帯となっている。
週間レンジ:158円台半ば〜159円88銭(終値:159円62銭付近)
▶ まとめ(USD/JPY)
今週のドル円は、停戦期待と交渉決裂報道が交互に流れる中、158〜160円の「緊張感あるレンジ」でもみ合いとなった。イラン側の和平提案拒否でドル高圧力が再燃したが、片山財務相の介入示唆発言が160円接近を抑制。マーケット情報(フィスコ)の来週予想レンジは158円00銭〜161円50銭。テクニカル中期サポート:158円00銭(下値抵抗ポイント)、上値抵抗:160円00銭(介入警戒ライン)。
EURUSD:ユーロドル

▶ 1時間足(H1)の動き
【週前半(3/23〜3/25)】
3月23日(月)はECBのタカ派姿勢継続への期待を背景に、週初1.16台前後からのスタート。同日夜に向けてユーロドルは1.16台前半でもみ合いを続けたが、ドル買い地合いにやや押されて1.15台後半まで軟化する場面もあった。H1チャートでは短期MA(赤)が1.15〜1.16台のレンジ内で方向感が定まらない動きとなった。
3月24〜25日はイランの和平提案拒否が明らかになる前の一時的な停戦期待から、リスクオンの動きでユーロが買われ1.16台をトライ。ただし維持はできず、1.15台後半に落ち着いた。
【週後半(3/26〜3/27)】
3月26日(木)はドイツ・ナーゲル独連銀総裁が「中東紛争で域内インフレ加速が懸念されれば、4月利上げも1つの選択肢」と発言し、ECB利上げ観測が一段と高まりユーロドルを支えた。ただし原油高によるドル買い圧力が対抗し、1.15台を中心に横ばい推移となった。
3月27日(金)の東京市場では、ドル円の円安牽制発言の影響で相対的にドルが売られ、ユーロドルは一時1.15台後半まで回復したが、その後1.15台前半まで押し戻され週末の終値は1.15425ドル。H1チャートでは白(長期)MAが1.155ドル付近で緩やかに上向きながら推移しており、短期MA(赤)が週後半に下向き気味に転換している。
▶ 日足(Daily)の動き
日足チャートでは、2026年1月末の高値1.2081ドルをピークに調整が継続。中期MA(赤ライン)は依然として下向きを維持し、1.16台前後で上値抵抗として機能している。長期MA(白ライン)は1.16〜1.17台でほぼ横ばいとなっており、現在の価格1.15425ドルは長期MAを下回って推移。
日足レベルでは1.14台〜1.15台が今月の重要サポートゾーンとして機能しており、複数回の下値試しに対してことごとく切り返しが見られた。1.15台の維持が続く限り、大きな下落は回避できているといえる。1.16台の中期MAを明確に上抜けできれば、トレンド転換のシグナルとなる。
週間レンジ:1.14台後半〜1.16台前半(終値:1.15425ドル付近)
▶ まとめ(EUR/USD)
今週のユーロドルは1.15〜1.16台のレンジでの方向感模索が続いた。ECBのタカ派スタンス(ナーゲル独連銀総裁の4月利上げ示唆)はユーロの下支えとなったが、中東情勢の不透明感と原油高によるドル買い圧力が上値を抑制。マーケット情報(フィスコ)の今週予想レンジ:ドル・円159円00銭〜161円00銭、ユーロ・円183円50銭〜185円00銭。
今週の総括と今後の注目点
ドル円の3月総括
3月のドル円相場は「イランショック」と「160円介入警戒」の二重の圧力の中で、上昇圧力が継続しつつも上値が限定された月となった。月初(3/2〜)の157円台後半から始まり、週を重ねるごとに水準を切り上げ、3月第2〜3週には160円直前(3月16日週:159円97銭)まで上昇した。
しかし160円台では日本当局の介入警戒が常に上値を抑制し、3月19日(木)には157円51銭まで急落する場面も。その後は158〜159円台で回復し、月末(3/27)は159円62銭で着地した。月間レンジはおよそ157円51銭〜159円97銭(約2円50銭)。
3月のドル円主要イベント
- 3/2〜8(第1週):WTI原油111ドル台急騰、有事のドル買いで157〜158円台
- 3/9〜13(第2週):ドル円158〜159円台へ上昇。原油一時119ドル台
- 3/16〜20(第3週):FOMCと日銀が金利据え置き。160円直前で急落し157.51円
- 3/19(木):日米首脳会談。対米投資11兆円合意。ホルムズ派遣は「検討継続」
- 3/21〜27(第4週):159円台での攻防継続。片山財務相の介入牽制発言
ユーロドルの3月総括
3月のユーロドルは、月初の1.16台から一時1.14台まで調整し、その後1.15台後半で安定するという「調整→V字回復→安定」の展開となった。月初(3/2〜)は1.16台前後からスタートし、ドル全面高の影響で3月第2週に1.14台まで下落。
しかし3月19日(木)のECBによるタカ派サプライズ(インフレ見通し上方修正・将来的な利上げ示唆)を受けて1.15台後半まで急反発し、その後は1.15台を中心に推移。月末(3/27)は1.15425ドルで着地した。月間レンジはおよそ1.14台前半〜1.17台前後。
3月のユーロドル主要イベント
- 3月前半:ドル全面高で1.14台に急落。中東情勢悪化とFRB利下げ観測後退
- 3/19(木):ECBが金利据え置き+インフレ見通し上方修正→将来的な利上げ示唆→ユーロ急騰
- 3/26(木):ナーゲル独連銀総裁「4月利上げも選択肢」でECBタカ派観測強まる
- 3月末:1.15台前半で落ち着き。中期MAは依然下向きで調整局面継続
ドル円の4月見通し
4月のドル円は、3月に形成された「158〜160円レンジ」を軸に、大きく3つのシナリオが想定される。マーケット情報(フィスコ)の来週(3/30〜4/3)予想レンジは158円00銭〜161円50銭であり、上方への拡張も視野に入っている。
【ドル円 4月シナリオA:160円台突破】
条件:イラン情勢の長期化・停戦交渉の行き詰まりで原油が100ドル超に再騰。米3月雇用統計が予想を上回り、FRBの利下げ観測がさらに後退。日本当局の介入実施タイミングが遅れる場合。160円台に乗せた後は161〜162円台を模索する動きも。
【ドル円 4月シナリオB:157〜160円レンジ継続(ベースライン)】
条件:トランプ・イラン交渉が「断続的な前進と後退」を繰り返し、原油は85〜95ドル台での乱高下が続く。日本当局が160円台での介入を警戒するため上値は重く、かつ有事のドル買い継続で下値も限定的。日銀が4月に追加利上げを実施しない場合は円売り圧力が残存し、158〜160円レンジが続く公算大。
【ドル円 4月シナリオC:停戦合意で155〜157円台へ急落】
条件:パキスタンを仲介とした交渉が突破口を開き、イランが停戦合意に応じる。原油が70ドル台以下に急落し、インフレ懸念後退でFRBが利下げ観測を再燃。さらに日銀が4月の政策決定会合で追加利上げに踏み切ればダブルで円高圧力となり、155〜157円台まで急落リスク。
ユーロドルの4月見通し
4月のユーロドルは、ECBが利上げに踏み切るかどうかが最大の焦点。ナーゲル独連銀総裁の「4月利上げも選択肢」発言はユーロの強力な支援材料であり、実際に4月に利上げが実施されれば1.17〜1.18台への上昇が視野に入る。
【ユーロドル 4月シナリオA:ECB利上げ実施→1.17〜1.18台回復】
4月のECB理事会で政策金利を引き上げ(+25bp等)、ラガルド総裁がインフレ対応の継続姿勢を明示した場合。日足中期MA(1.16台)を突破し、1.17〜1.18台のレンジ回復が期待できる。
【ユーロドル 4月シナリオB:ECB据え置きで1.14〜1.16台レンジ継続】
ECBが「インフレ動向の不確実性」を理由に据え置きを選択した場合。ドル優位の構図は変わらず、1.14〜1.16台のレンジで推移。中期MAの下向きが続き、方向感に欠ける展開となる。
【ユーロドル 4月シナリオC:停戦合意でドル売り→1.17〜1.20台へ上昇】
中東情勢が急速に改善した場合、有事のドル買いが一気に解消されユーロドルは上昇。ECBの利上げ観測と相まって1.17〜1.20台への上昇も視野に入る。
4月の重要イベントカレンダー
| 日付 | イベント | 為替への影響 |
| 3/31(火) | 欧・ユーロ圏3月CPI(前年比+1.9%予想) | 上振れならECB利上げ観測強化→ユーロ買い |
| 3/31(火) | 米・3月CB消費者信頼感(予想88.8) | 下振れなら景気懸念→ドル売り・円高 |
| 4/1(水) | ★日銀短観3月調査(大企業製造業DI +16予想) | 悪化すれば円安材料。円高には繋がりにくい |
| 4/1(水) | 米・3月ISM製造業景況指数(予想52.3) | 50超の改善でドル買い継続の支援材料 |
| 4/2(木) | 米・2月貿易収支 | 赤字拡大なら円高・ドル安圧力 |
| 4/3(金) | ★米・3月雇用統計(非農業+5.1万人予想) | 予想比弱ければFRB利下げ観測復活→ドル売り |
| 随時 | ★イラン情勢・停戦交渉の行方 | 最大の相場変動要因。停戦合意でドル急落リスク |
| 4月中旬 | ★ECB理事会(利上げ有無) | 利上げなら1.17〜1.18台へ。据え置きなら1.14〜1.16台継続 |
| 4月後半 | 日銀金融政策決定会合 | 追加利上げなら円高加速。据え置きなら円安圧力継続 |
今月(3月)と来月(4月)の予想レンジまとめ
| 通貨ペア | 3月実績レンジ | 4月予想レンジ | |
| ドル円 | USD/JPY | 157.51〜159.97円 | 158.00〜161.50円 |
| ユーロドル | EUR/USD | 1.1408〜1.1740ドル | 1.1400〜1.1800ドル |
| ユーロ円 | EUR/JPY | 182〜186円台 | 183〜188円台 |
来週・来月を動かす5つのカギ
① イラン停戦交渉の行方 — パキスタン仲介の交渉が進展するか。停戦合意ならドル急落・ユーロ急騰
② 原油価格(WTI)の動向 — 90〜100ドル台高止まりか、停戦合意で70ドル台に急落か
③ 日本当局の為替介入 — 160円超えで片山財務相が「断固たる措置」を発動するか
④ ECBの4月利上げ実施有無 — ナーゲル総裁発言通りに利上げすればユーロドルは1.17台へ
EA成績3月度累計実績
今月は思いのほかNanGan朝スキャが活躍しました。1月~2月とは全く違っていました。
1ポジ型はそこそこ、勝ち負けいろいろあり以下の結果になりました。USDJPYの160円手前でのLONGポジションはさすがにダメですね。
ナンピン型は安全運用を心がけてますが、Sagitariusマイクロ口座で週持ち越ししそうだったのので損切でマイナスとなりました。
| リアル口座 | EA型 | 今月累計損益 |
| C-GROUP | ナンピン型EURUSD | 3,307円 |
| GWJPNスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 19,246円 |
| RKTN スタンダード | 1ポジ型USDJPY | –1,938円 |
| X-TRDNGスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 6,858円 |
| Gold-V EA | GOLDナンピン型マイクロ | 10,723円 |
| 平均足EA | GOLDナンピン型スタンダード | 12,271円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ型 | 36,421円 |
| Sagitariusマイクロ | ナンピン型EURUSDマイクロ | -9,727円 |


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