2025年12月第2週の為替市場レビュー:USD/JPYの155円台固めとEUR/USDの1.17台回復、Fed会合前のポジショニング
こんにちは、ひろクラゲの管理人です。2025年12月13日現在、週末の振り返りとして、12月6日〜12日の為替動向をチャート分析でお届けします。米雇用統計後のドル安一服を受け、USD/JPYは155円台でサポートを固めつつ小幅上昇、EUR/USDはECBのホークイッシュ発言を背景に1.17台中盤へ回復。H1とDailyのチャートからトレンドを読み解き、17-18日のFOMCを前にした市場心理を探ります。ボラは中程度で、年末ポジション調整の兆しも。さっそく分析へ!
USDJPY:ドル円

USD/JPY:ドル円、155円サポートで反発! BoJ利上げ観測が上値を抑える
12月6日〜12日のUSD/JPYは、月初の調整局面から回復基調へ転換。日足ベースでは6日時点の155.579円から12日終値155.791円へ約0.1%の上昇を記録。155.00レベルの心理的サポートが機能し、BoJの利上げ期待が円高圧力を加えつつも、米金利差拡大がドル買いを支えました。 Fedのミックスシグナルが市場を揺さぶる中、週末のJGB利回り上昇が介入警戒を再燃させています。
• H1チャートの詳細分析:12月1日00:00から11日00:00までの時間軸で、灰色のボリュームバーが安定推移。6日夜間の155.848円スタートから、9日03:00の小幅押し目(155.774円)を経て、10日以降の連続陽線で155.863円高値を更新。赤い移動平均線(20期間SMA)が価格線をサポートし、変動幅は0.1〜0.3円と低ボラ。12日11:00の155.791円着地は、RSI50近辺のニュートラルゾーンを示唆。米CPI(前月比+0.2%、予想下回り)がドル安を招いた後、BoJ総裁の発言(「賃金上昇持続で利上げ視野」)で円高一服。 欧州時間帯のクロス円売りが主導要因です。
• Dailyチャートの長期視点:7月1日〜12月12日のトレンドライン(黒線)は上昇チャネルを維持しつつ、11月高値(156.100円)からのフィボナッチ23.6%戻しで155.427円をクリア。12月6日〜12日の緑のローソクが優勢で、出来高の穏やか増加が持続性を裏付け。サポート155.579円が堅調に機能し、MACDのポジティブシグナルが反発継続を後押し。次なるレジスタンス156.100円突破で156.5円視野も、BoJの12月会合(据え置き継続観測)で上値重く。金利差(米10年債4.19% vs 日10年債1.97%)の拡大がドル優位を維持しています。
全体として、USD/JPYは「ドル強含み・円安警戒」の均衡。ロング勢が優位ですが、FOMCの利下げ示唆で155円割れリスクに注意。
EURUSD:ユーロドル

EUR/USD:ユーロドル、1.17台回復でレンジ上抜け! ECBのタカ派発言が追い風
対照的に、EUR/USDは12月6日〜12日で明確な上昇トレンドを形成。日足では6日時点の1.17354円から12日終値1.17419円へ約0.06%の上昇。1.17台中盤のレンジ上抜けが焦点で、ECBのホークイッシュメッセージ(「成長投影上方修正、利上げ視野」)がユーロ買いを加速。 Fed決定前のポジショニングで、米雇用データ(失業率4.1%)の軟調がドル安を後押ししました。
• H1チャートの詳細分析:12月1日00:00〜11日00:00の時間帯で、緑の価格線が赤い移動平均線を上回るゴールデンクロス継続。6日00:00の1.17390円から、8日夜間の連続陽線で1.17449円高値を付け、9日03:00の調整(1.17382円)も浅く、10日以降に1.17419円で安定。灰色ボリュームの買い増加が勢いを裏付け、変動幅0.0005〜0.0010と穏やか。RSIが60へ上昇し、ブレイクアウトサイン。欧州PMI(総合52.3、予想上回り)がユーロ支え、米感謝祭後の薄商いで上値追いが加速。 12日終盤の1.1740付近推移は、年末フローによるものです。
• Dailyチャートの長期視点:7月1日〜12月12日のチャートで、下降トレンドライン上抜けが明確化。12月6日〜12日の緑のローソク優勢で、出来高増加が持続性を示唆。レジスタンス1.17498円を試すも、サポート1.1734円が堅調で、フィボナッチ38.2%戻し1.17419円を達成。MACDのクロスが反発を後押しし、1.1786円ターゲット浮上。 ECBの成長見通し上方修正がユーロの相対強さを強調し、米CPIの低調がドル弱を助長。一方、Fedのタカ派発言で1.17割れの調整リスク残る。
EUR/USDは「ユーロ強・ドル弱」の回復局面。ショートカバーが主導ですが、FOMCで利下げ加速示唆なら即反落の恐れ。
まとめ:Fed会合前のレンジ固め、年末ボラ拡大に警戒
12月6日〜12日の為替市場は、USD/JPYの小幅上昇(+0.1%)とEUR/USDの回復(+0.06%)が並行し、米データ軟調とECBのポジティブサプライズがドル安を誘導。チャートから、両ペアともサポート固めが鮮明で、DXY(ドル指数)は0.2%下落の「ドル軟調」週となりました。背景にはBoJ利上げ観測と欧州成長回復期待。トレーダー各位は、17日のFOMC声明と12月19日のBoJ会合を注視し、ポジション調整を急げ。
この分析が皆さんのトレード判断に役立てば幸いです。チャートはTradingViewベース、詳細は各自確認を。次回はFOMC後の展望をお届け! コメントお待ちしてます。
(参考:本記事のチャートは2025年12月13日時点の終値ベース。投資は自己責任で。出典:Forex.com, DailyForex, FXEmpireほか)
EA成績12月第二週
第二週、8日から12日の稼働実績です。
地道に積み上げていきます。
| リアル口座 | EA型 | 損益 |
| C-GROUP | ナンピン型EURUSD | 488円 |
| GWJPNスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 4,155円 |
| RKTN スタンダード | 1ポジ型USDJPY | 918円 |
| X-TRDNGスタンダード | 1ポジ型USDJPY | 0円 |
| Gold-V EA | GOLDナンピン型マイクロ | 3,490円 |
| 平均足EA | GOLDナンピン型スタンダード | 4,878円 |
| NanGan(朝スキャ) | 朝スキャ型 | 2,816円 |
| Sagitariusマイクロ | ナンピン型EURUSDマイクロ | 700円 |


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